消費者金融への返済が難しくなり自己破産で解決した事例

ご相談の背景

Aさん(30代,会社員,男性)は,収入があまり高くないにもかかわらず,週末にはパチンコに明け暮れていました。家族は,妻と小学生の子どもがいます。

徐々に生活費が不足していき,クレジットカードを利用することが増えました。
すると,クレジットカードの支払が難しくなっていき,消費者金融からキャッシングをするようになりました。

今度は消費者金融への返済も難しくなっていき,借金を返すために,物を売り飛ばしたり,転売するなどして,何とかやり繰りしていました。
ところが,気が付くと,毎月,すべての借金を返済していくことなど到底できなくなり,消費者金融からの督促の電話などが極端に増えました。
精神的にもきつくなってきて,病気にもなってしまいました。

Aさんは,法律相談にお越しになりました。

 

解決までの経緯

今の状況では,返済をすることはできず,ご家族が路頭に迷うことになると判断させていただき,ご依頼を受け,委任契約を取り交わしました。

早速,すべての債権者に対し,代理人についたことを通知し,取立てを辞めるよう要求しました。
Aさんから,これまでの事情を詳しくお話しいただき,破産に必要となる,住民票,給与明細書,賃貸借契約書,通帳などの書類をお持ちいただき,裁判所に破産を申し立てました。

 

結果

その結果,裁判所で破産開始決定が出たのちに,借金から解放する免責許可決定が出ました。

Aさんは,これまでの生活を反省し,まじめに働き,ご家族とも仲良く暮らしていらっしゃいます。